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吉本より笑った夜

昨日は吉本新喜劇を観に行ってきた。

メンバーは、従姉妹夫婦と姪っ子、姪っ子の彼氏、うちの元嫁ちゃん、そして俺の6人。

最近、吉本は3か月連続で行ってるけど、やっぱり新喜劇も漫才もおもろい。劇場中が笑い声に包まれて、何回「アホやなぁ」って言いながら笑ったかわからん。

…でもな。

今思い返したら、一番笑ったんは吉本のあとやった。

終わってからみんなで居酒屋へ。

そこで従姉妹の旦那ちゃんが、「前に友達とやって涙流すほど笑った遊びあるねん」と言い出した。

割り箸でデコピン対決。

ええ歳した大人が何してんねん。

そう思いながらも、一発目の標的は俺。

パチーン!

「いてーーー!」

思わずデカい声が出た。

その瞬間、みんなゲラゲラ。

俺も笑うしかない。

一発食らうたびに「いてっ!」って叫んで、またみんな笑う。

完全に小学生や。

「そういや小学校のとき、太ももに思いっきり膝蹴り入れて、立たれへんようになる遊び流行ったよな」

なんて話まで出てきて、もう完全に時間が巻き戻ってた。

一番おもろかったんは、姪っ子の彼氏。

「見てくださいよ!」

ってデコを見せてきたら、めっちゃ腫れてる。

「ここまでなる!?」

皮まで剥けて、ちょっと血ぃ滲んでるやん。

それ見てまた全員大爆笑。

痛いのに笑ってまう。

アホすぎる。

でも、こういうアホな時間がたまらん。

今日が通院日やったから、そのまま病院へ行った。

診察室入るなり、主治医が俺の顔見て真顔で一言。

「でこ、どうしたんですか?」

いや、そら聞くわな。

まさか「昨日、割り箸でデコピン対決してまして」なんて理由やとは思わんやろ。

説明しながら自分でも笑ってもうた。

昔の俺やったら、こういう遊びには普通に参加してた。

でも病気がひどかった頃は、こういう集まりに行くことすらできへんかった。

みんなでアホなことして笑う。

そんな当たり前みたいな時間が、自分には遠いもんになってた。

だから昨日は、デコが腫れたことより、腹の底から笑えたことのほうがうれしかった。

大人になっても全力でアホなことして笑える。

そんな時間こそ、ほんまに大事なんやと思う。

もし、あの頃の自分に声をかけられるなら、こう言いたい。

「今は信じられへんやろうけど、おもろい未来くるんやで。

……いや、今聞いても信じられへんやろうけど。」