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バンコク到着!不安と期待が交じる3か月一人旅の序章スタート

ついにこの日がやってきた。旅立ちの日。ボクはバンコクに降り立った。

2日前くらいから心臓がドラムのように鳴っていた。楽しいことが起こるんじゃないかって期待と、ほんとに3か月も大丈夫かなって不安が入り混じった音色。だって、これまでで最長の旅といえば1か月。それも元嫁ちゃんと二人。一人旅だと2週間が限界だった。そんなボクがいきなり3か月の一人旅だなんて、まあ、ビビるよね。

実を言うと、最初は「1か月くらいのお試しから始めればよかったかも」と思ったこともあった。でも、「ダメだなって思ったら帰っておいでよ」と周りの人が言ってくれる。そう聞くと、不安の嵐も少しだけ穏やかな風に変わる。

バンコクに着いたのは夜中だった。半袖に半パン。暑くもなく、寒くもない。こんな感覚、生まれて初めてだった。まるで空気が無みたいな感じ。身体がふわっと軽くなるようで、何とも言えず気持ちがいい。これが「旅のはじまり」ってやつかもしれない。

とりあえず、バックパックを背負い直して外に出てみた。街の空気はどこか甘い匂いがする。これが、ボクの3か月旅のスタート地点。やるからには全力で楽しむしかない!そう思いながら、バックパックの重みを感じつつ、街に一歩踏み出した。

ワクワクと不安がせめぎ合う中、心はしっかり踊っている。