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ボクのフットワークが変わった日、渋滞と高級チャーハンの余韻

タイに来てから三日目。今日はなんだか自分の中で小さな革命が起きた日だった。

その発端はお昼ご飯を食べ終わったあとの「あっ!」という瞬間。
ボク、インドに行くためのワクチン接種を完全に忘れてたのだ。

そこからのボク、いつものボクとはちょっと違った。
5分で荷物をまとめて出発。え?ボクってこんなにフットワーク軽かったっけ?
なんか変わった?ボク?自分で自分に驚きながらも赤バスに乗り込む。

赤バスに乗るのはこれで2回目だったけど、今日は平日のお昼。
そう、混む時間帯だ。道という道がまるで昼寝している蛇みたいに、のんびりとうねって動かない。
ワクチン接種会場として有名なスネークファームまで、たった数キロの距離なのに1時間半もかかってしまった。
ボクも赤い車体の中でゆっくりのんびり。こういう時間も嫌いじゃない。
大阪も昔はこんな渋滞だったなあ。今はそうでもないけど、なんでだろう。道路整備?車庫証明?答えはまだ出ない。

でも、やればなんとかなるものだ。ボクの拙い英語力でも無事にワクチン接種を完了。
あの冷たい注射針を腕に感じながら、「なんとかなるやん」「やればできるやん」とひそかにガッツポーズ。
これでまた、経験値がひとつ増えた。

夜は晩ご飯を求めて街を彷徨った。グリーンカレーが食べたいなあと思ってたけど、どこも見つからない。
それどころか、今日は月曜日で屋台が軒並みお休みだなんて。そんなことある?
ボクの胃袋はもう、「タイのグリーンカレーで満たされたいモード」全開だったのに。

結局、目に入ったお店に妥協して入ることにした。でも、これがまあ高い。
チャーハンひと皿で、屋台のカオマンガイの倍以上の値段。これは失敗したなーって落ち込んだ。
ただ、かわいい笑顔の店員さんがにこにこ接客してくれたので、それだけでなんだか許せちゃった。
こういう単純なところ、ボクらしいかも。

そんなこんなで三日目終了。タイの日々は、どこかボクを少しずつ変えていく。