楽天マラソンに走らされた土曜の午後、ボクが見つけた手作業という名の出口

土曜日だったけど、ボクはちゃんと作業をした。みんなが「週末〜♪」なんて鼻歌まじりでホットケーキを焼いてるような時間に、ボクはひとり、楽天のお買い物マラソンとにらめっこしていた。そう、お買い物マラソン。名前だけ聞くとなんだか楽しげだけど、実際は疲れるばっかりの徒競走。ゴールが見えないし、水も配られない。

で、ふと思ったんだ。「これ、意味なくね？」って。イベントのたびに血眼になってリサーチして、結果は雀の涙ほどの利益。しかも同じことをまた次の月にもやるんか？って、思わず眉間にしわが寄った。

そんなとき、せど研らじおの言葉が頭をよぎった。「やるならリピート商品で回転重視。薄利でも手間を削減」。そう、あのゆるくて頼りになる声。まるで、深夜に流れるAMラジオのように、ボクの脳みその隅っこをやさしく撫でていった。

「じゃあ全頭検査か？」ってなる。でも、それってみんなやってるよなあって。つまり、残ってるのは抜け殻みたいな商品ばかりなんじゃ？とも思う。

そういえば、昔ツール作ってた頃、全頭に近いことやってたな。その頃は「回転」って言葉すらよくわかってなかった。知識はスカスカ、でも情熱は熱々のホットプレート。そんな状態でも、時々利益商品がポロッと見つかってたっけ。

今なら、あの頃より少しはマシな知識があるはず。となると、「ツールじゃ見つからない商品を狙う」が正解なのかも。つまり、やっぱり手作業。結局、最後は人力なのかもしれない。手で探す、目で選ぶ、鼻で嗅ぎ分ける。

まあでも、今日は日曜日。こんな話は全部、月曜日のボクに預けよう。今日は何がなんでも休む。布団の中で、猫背のままポテチの袋を握りしめる予定。これがボクの“日曜日マラソン”。