昨日は、ネパールの風がボクの胃袋を吹き抜けた。
向かったのは、ネパール人の友達がやってるインド・ネパール料理のお店。手伝いって名目だけど、ほとんどは顔出しと食いしん坊の合わせ技みたいなもの。
そして、ランチには元嫁ちゃん。そう、元・妻だけど、いまは超仲良し。下手な友達より気楽で、ツッコミも適度で、気兼ねのない関係ってやつ。
テーブルの向こうに座る彼女を見てると、「元」がつくことが逆に面白く思えてくる。なんというか、人生ってうねりのある漫画の続きみたいなもんだ。
サラダがね、うまかった。
トマトと豆の、酸味の効いたアレ。あれはサラダというより、ネパールからのエアメール。封筒を開けた瞬間の香りが、舌の上に広がるやつ。日本にはあんまりない味で、思わず唸った。
で、新メニューのダルバート。あれにはやられた。
ひと口食べた瞬間、ネパールにいたときの記憶がくるんと顔を出す。ダルのスープ越しに、バイクに乗った犬が通り過ぎた記憶すら蘇る。味覚って、時空をひょいっと飛び越えてくるからおもしろい。
気づけば、二日続けて満腹。胃袋の限界は昨日で超えていたのに、箸は律儀に動いてしまった。食欲という名のエンジンは、理性の信号無視が得意技。
午後はちょっと毛色の違う話を。
FXの話なんだけど、最近MQL5っていうプログラミング言語を学ぼうかと思い始めた。MetaTrader5っていうトレードソフトの中で使う言語で、システムトレードを自作できるもの。過去のデータも検証がやりたくて。
ちなみに、昔MQL4もちょこっとかじったことがある。でもまあ、そのまま放置。育て忘れたタマゴっぽい。
今回はどうかなぁ。正直、また途中でフェードアウトしそうな予感もゼロじゃない。でもいいんだ、それならそれで。ボクの人生、途中下車もけっこう味わい深いし。
きっと、あのサラダの酸味がボクのやる気スイッチを押したんだ。じわじわと、でも確実に。
というわけで、学習サイトを覗き込んでる。
ネパールの風味を残したまま、キーボードに向かって。