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「ま、いっか」と捨てたはずのワイコフ理論がまた微笑んでくる

昨日は土曜日。

カレンダーの中で、もっとも心がふにゃっとなる日。曜日にも温度があるとしたら、土曜は35度くらいのぬるま湯。

そんなぬるま湯のなかで、ボクはまたチャートとにらめっこしていた。
いや、にらめっこというより…説得。もう、FXとの会話って「お願いだからもうちょっとだけ分からせて」って感じ。恋人よりも深読みが必要で、しかもたまに罠をしかけてくる。

最近ようやく、ダウ理論ってやつが腑に落ちてきた。
波を見るっていうより、波の裏にある「意図」を読むことなんじゃないかって。そう思えるようになったのは、きっとこの数ヶ月、何度もぶつかってきたからだと思う。頭の中に何度もぶつけてできたこぶが、ちょっとずつ知識の形に変わってきた感じ。

この間、自作のダウカウント用インジケーターも作った。
だけど2日後には「こっちも気になる」って、また別のカウント方法にうつつを抜かしていた。手をかけたのにすぐ他に目が行くあたり、まるで一途じゃない恋愛みたい。そりゃ振り回されるわけだ。

それでも、最近になってようやく気づいたことがある。
自分が持ちたいポジションじゃなくて、「逆のポジションを持ってる人がどこで諦めるのか」を見るってこと。それが、自分のエントリーポイントになる。これは目からウロコが5枚くらいはがれた。で、これもフラクタル構造で見ると結局ダウ。やっぱダウだけでよくね?

てなところへやってきたのが、ワイコフ理論。
これまで何度も「へぇ〜」と思いながらスルーしてきたやつ。正直、最初は分かんなかったし、分かる気もなかった。でもある日ふと、見た動画の中でピンときた。「これ、もしかして、相場の“文脈”を読む話なのか?」って。
相場の値動きが「結果」なら、ワイコフ理論はその“裏にある動機”を見る視点。
ダウ理論が文章の「文字」だとすれば、ワイコフはその「行間」を読むやつ。

そう思ったら、なんか急にすごく面白くなってきた。
「これ全部ダウじゃん!」って思える瞬間が、いまのボクのゴール。たぶん、そこまでいけたら一歩抜け出せる。そんな予感がしてる。

そうして今、またやることが増えそうだ。
前に「やること減らす!」って叫んだくせに、結局また増やしてる。でもそれは、“意味のある選択”になってるってこと。
昔のボクは、ただ「いろんな情報」を集めていた。
でも今は、「使える理屈」「つながる構造」を探している。

そして、ふと思う。
“やることが増える”って、実は“レベルが上がってる”ってことなんじゃないかって。

迷いながら、立ち止まりながら、それでも前に進んでいる自分がいる。
まだまだ相場はわからないけれど、少なくとも、ボク自身の思考のカタチは、少しずつ見えるようになってきた。

今日もまた、波の裏側を読もうとしている。
その波が、どこから来て、どこへ行こうとしているのかを。

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