月曜日。
気合いだけは富士山のてっぺん級に盛り上がっていた。
「やるぞーっ」と朝から鼻息荒くパソコンの前に座り込んだボクは、まるで戦国時代の武将のように、作業という名の戦に挑んだ。けれど、現代の戦はキーボードとマウスという、あまりに小さな武器で繰り広げられる。
そんな中、午前中の中盤。ボクの両手が、突然の反乱を起こした。
「バカヤロウ、休ませろ」と言わんばかりに、手首から指先までが激痛の波に襲われる。腱鞘炎という名の火山の噴火だった。両手が同時に「やめてくれ」とストライキを始めたもんだから、ボクもたまらず、白旗を上げた。
もしこの作業が今日で終わるなら、少々の痛みくらい我慢したかもしれない。
けれど、その終わりは遥か彼方、天の川の向こう側くらい見えない場所にある。となると、ムリは禁物。昼過ぎにはあっさりと作業を終了。ちょっと早めの「また明日」。
だけど翌朝、目が覚めたボクの両手は、昨日と変わらず「無理」の一点張り。
こんな日は、休みを正当化するために理由なんていらない。ただ「痛い」という事実がすべてを正しくしてくれる。今日も休みだ。
で、話はまったく変わるけど、FX。
これがまあ、なかなかの強敵で。軽く試してみると調子良さそうなのに、本気で検証すると、スカスカの実力がバレてしまう。まるで、見た目はおいしそうなケーキなのに、中身はスカスカの空気だけみたいな。
でも、ボクはあきらめない。
この迷路みたいな世界も、きっと抜け道はあるはず。
今のボクがちょっと情けなくても、そのうち「よく頑張ったね」って、自分で自分にご褒美あげるつもりだ。
だから安心しててよ、今のボク。未来のボクはちゃんと笑ってる。