久しぶりに両親に会った。
まずは母親と会ってから一緒に養父に会った。
最初は母親と会って一緒に親戚の家に行ったんだけど、その親戚の家で母親が嫌味を言われた時に僕が助け舟を出さなかったことについて母親が
「親を助けることもしないのか」
とのたまった。
僕は幼い時から長らく養父に虐待されて育ってきた。
何度も母親はその姿を目にしてるし、母親に直接助けてくれと訴えもした。
が、ただの一度も助けてはもらえなかった。
そんな母親が言うのである。
「私を助けろ」
と。
そして、そのあと母親と一緒に養父に会った。
そこで養父が言った。
「遠くない将来、俺たちの面倒を見るために、ここに住んでくれ」
ほんとうにどこまでも身勝手なことを言う人達だなあと思う。
どういう思考回路をしていれば、そういったことが自然と口から出てくるのか。
まずは過去を清算してからじゃないのかなあって思うんだ。
この人達にとっては過去は過去。
過ぎ去ったもので今とは断絶された時空なんだろうな。
でも僕の中では現在と過去は繋がっているんだよね。
そう簡単に「わかった」とは言えないところはある。
さて、どうしたものかなあ。ってので悩みが一つ増えた。
見捨てることも難しいし。
ふう。だわ。