引っ越してきたばかりの街で、最初に100人目のフォロワーがついた朝。
「やったぜ」と口に出してみたけど、部屋の中には誰もいないから、ちょっと恥ずかしかった。
たぶん、ブログを引っ越してから45日目くらい。もともとのこの場所でやってた3年間は、フォロワーが11人くらいだったのに、引っ越してからは妙に増えて、気づいたら25人になってた。なんで? まあ、それはいいとして。
でも、数字が増えても、どうにも読まれてる感じはしない。
いいねがつくでもなく、コメントが来るわけでもなく。
これはあれだな。祭りのあとに取り残された屋台の気分。光はあっても、誰も見てない。
たぶん、ボクの日記がつまらないんだろうなあ。
いや、実はちょっと思い当たることがある。
ブログを引っ越して最初の頃は、めちゃくちゃテンション高くて、自分でも「これ天才かも」とか思ってた。
「うわ、俺の人生、ドラマ化あるんじゃね?」って本気で思った日もある。
でも最近、なんか違う。面白くない。書いてて「あれ、これ何が言いたいんだっけ?」ってなる。
気づけば、「いいねが少ない=自分はつまらない」って方程式が頭の中で勝手に成立してた。
で、それが自分にじわじわと染み込んで、「ボクってつまらない人間なんじゃ?」って思い始めてた。
いやいや待てボク。
それ、思い込みってやつだろ。
勝手に穴掘って、そこに落ちて、わざわざ自分でフタしてるだけじゃんか。
だから、今日のボクは自己暗示をかけてみることにした。
「ボクは面白い。ボクは楽しい毎日を生きている。だから、それを書く文章だって面白いはずなんだ!」
よし、完璧。
……いやいや、待て待て。「面白い日記を書くために生活してる」ってそれ本末転倒じゃないか?
でもまあ、そうやってちょっと強気で自分を持ち上げてやらないと、たぶんどこかで心が転んでしまう気がする。
人の目が気になるのは仕方ない。自分を疑う日もある。でも、そんな日もブログにして書いていけばいいじゃないか。
「読まれなくても書く」「反応がなくても楽しむ」って、わかっちゃいるけど難しい。でも、ボクはやっぱり書きたい。
言葉のチカラで自分を整えるように、日記を書いてるのかもしれないな。
そういえば、引っ越し先で見つけた公園のベンチが気持ちよくて、あそこでもまた何か書きたくなってる。
でも、それはまた別の話。
人からの評価よりも、自分がちゃんと笑える毎日を記録できてるか。それが、案外いちばん大事なのかもしれない。