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「あの頃クソだ」と思ってた演奏が、盆休み最終日に優しく響いた理由

日曜日の早朝。

しかも、お盆休みの最終日。
今日はこっちでも文字を打ちたくなった。キーボードをパチパチやってると、なんとなく気持ちが落ち着くのだ。たぶん、脳のなかでぐるぐる回ってるモヤモヤが、指先からポロポロこぼれ落ちていく感じ。

最近何があったっけな…って思い返すと、まあいろいろあった。
でもその中で一番印象に残ってるのは、元嫁ちゃんの友達の家でやったバーベキューのこと。

メンバーは6人。
でもそのうち4人が中学時代からのツレとかで、輪の中心はずっとそっち。
ボクの話なんて一滴も求められてない空気感。まるで押入れの奥にしまい忘れられた古いランドセル。
黙ってニコニコしてたけど、正直、話聞いてるだけでぐったりだった。

「いやいや待てボク、なんで来たんだっけ?」
って途中で何度も自問自答したけど、誰にも答えは求めてなかった。
…まあ、そっと肉だけ食べといた。旨かったのが救い。

で、そんな“置き去り感”の後にふと浮かんだのが、「音楽、またやろっかな」という気持ち。
実はギター、15歳のころからやってた。初ライブもこっそりやってたんだ。
でもね、練習しすぎて腱鞘炎になっちゃって、それ以来ギターに触るのも控えてた。

指を動かすと、すぐ激痛が来る。
まるで「よお、久しぶり。もう来んな」って言われてる感じ。

でもさ、昔作ったトランスとかギターの音源、YouTubeにあげてるから聴いてみたんだよ。
そしたら「ん?思ったより悪くないぞ…?」って。
当時はクソだなって思ってたんだけど、今聴くとちょっとイケてた。

たぶん、心が丸くなったというかなんていうか。
「昔のボク、そんなに悪くなかったんじゃん」って、ひそかに拍手したくなった。

それからというもの、ボクの頭の中ではいろんな計画が生まれてる。
新しい曲を作る妄想だったり、またライブしてみる妄想だったり。
現実の予定表には何も書かれてないけど、脳内のスケジュール帳はもうびっしり。

思えば、大人になるって、やりたいことを隠す技術が上手くなることかもしれない。
でも隠してばっかいると、夢はすぐにホコリかぶる。
たまに取り出して、陽に当ててあげると、案外まだ光ってるもんなんだな。

…そんなことを思った、盆休みの終わり。