「俺だって練習やりたくないよ。でもやらなきゃ上手くならんやん」
そんなセリフを平気な顔で言うクリスティアーノ・ロナウドは、もう人間のふりをした鍛錬マシンである。
でも不思議なことに、そういう人の言葉ほど、なぜかグッとくる。やらなきゃ、って思える。
昨日のボクは完全に折れそうだった。やることはもう山積み。アフィリ、FX、インスタ、LINEスタンプ、せどり。これはもう「副業」じゃなくて「群発型やる気分散症候群」だ。
で、「やーめた」って口に出す寸前で、ロナウドのその名言が脳内をジャブしてきた。
もうやめようと思っていたLINEスタンプのセリフづくりに、もう一度だけ向き合ってみた。すると、案外ノってきた。言葉がポロポロと湧いてきて、気づけば90個。スタンプ3セット分のイラストに、ようやく魂が宿った瞬間。
でも「あと30個で完成!」とはしゃぎかけたところで、また違う声が聞こえてきた。今度はアインシュタインだった。
「干し草の山から針を探すとき、あなた方は1本見つかるまで探すでしょう。私は、全部見つかるまで探します。」
やめてよもう。二人して、勝手にボクの中のやる気を炊きつけないでほしい。
気づけば、ボクは「100個くらいじゃ足りないかもな」とか思い始めていた。針を全部拾ってから選ぶ。それでいいのだ。
ついでに言えば、情報発信も迷っていた。インスタやLINEスタンプは完全なるゼロスタート。でも情報発信は、ほんの少しだけ種が撒かれていて、芽も出ている。それに、コミュニティの運営者さんがボクのことを推してくれていて、今月は高額案件が5件成約している。
感謝と驚きが、胸の中でしゃぼん玉のようにふくらんだ。
じゃあ、こっちにもっと力を入れるべきか──そう思ったところで、また新たな壁。
「何を発信したらいいんだ?」問題。
フォロワーさんたちは、「お金を稼ぐヒント」が欲しくてボクをフォローしている。つまり、応えなければならない。でも、手の内をすべて無料で見せるわけにもいかない。
そういうときは「考え方だけ見せる」っていうのもアリらしい。メルマガに誘導したり、感情ベースで話したり。発信の“深さ”と“設計”がカギになるのだとか。うん、なるほど。
ボクには、まだ整っていないところも多いけど、整っていないからこそ言えることがある。
ロナウドの言葉に背中を蹴られ、アインシュタインの言葉に頭を撫でられ、今日もひとつ、セリフをひねり出す。
未完成のまま走り続ける、そんな日々。
それでも、やったら進む。やった分、ちゃんと力になる。
まるで昨日作ったセリフたちが、そう言ってるみたいだった。
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