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ワールドカップが終わった翌日は、旅行の翌日に似ている

 日本対ブラジルを見に、元嫁ちゃんの家に行った。

うちはBS映らへん。でも元嫁ちゃんちは映る。しかも今回は、本田の解説で見たいらしい。

ほな一緒に見よか、いうことで、二人でテレビの前に座って、日本代表を応援してた。

結果は残念やった。

もうちょっとやったのになあ、惜しかったなあ、なんて言いながら、その日は終わった。

で、その次の日。

特に何かしたわけでもない。

昼ご飯食べて、晩ご飯食べて、猫と遊んで、ソファに寝転がって。

テレビではずっと日本対ブラジルの振り返りをやってる。

夜中の試合やったから、見られへんかった人向けなんやろな。めちゃくちゃ長いダイジェストを何回も何回も流してる。

こっちはスマホを見ながら、

「こんなん書いてるで」

「これ、おもろいな」

なんて言いながら、Xの日本対ブラジルの感想を二人で読んでる。

思い出したように起き上がっては猫を撫でて、またソファに戻る。

その合間に、いつものようにFXのチャートを見て、分析もする。

元嫁ちゃんは元嫁ちゃんで、ご飯作ったり、猫と遊んだりしてる。

残念がってはいるけど、いつも通り笑ってる。

なんか、その一日が妙に「旅行から帰った翌日」みたいやった。

旅行って、帰ってきた次の日がいちばん寂しかったりする。

もう終わったんやなあって。

でも、まだ頭の中は旅行の続きにおる。

撮った写真を見返したり、「あそこ良かったなあ」って話したり。

今回のワールドカップも、そんな感じやった。

テレビではまだ試合が続いてる。

スマホの中でも、みんながまだ盛り上がってる。

でも現実だけが、少しずつ日常に戻っていく。

猫を撫でて、ご飯を食べて、チャートを見る。

祭りは終わった。

けど、日常はちゃんと続いていく。

たぶん、ワールドカップとかオリンピックって、試合そのものも楽しいんやけど、この「祭りのあと」のちょっと寂しい感じまで含めて、好きなんやと思う。

また四年後。

その頃には何してるんやろなあ。

そんなことを思いながら、ソファの上で猫を撫でていた。