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数字の向こう側に人がいた

今日、Threadsでひとつのコメントがついてた。

英語やったから最初はさらっと読んだんやけど、内容を理解して思わず手が止まった。

「あなたの写真を毎日見ています。あなたの写真は毎日私を幸せにしてくれます。ありがとう」

そんな感じのコメントやった。

正直、めちゃくちゃ嬉しかった。

でも嬉しいより先に、

「え?」

ってなった。

俺の写真を見て幸せな気持ちになってる人がおるん?

そんなこと、考えたこともなかったからや。

俺はもう5年か6年か、7年か、それくらい写真を続けてる。

最初は自分で写真を撮って投稿してた。

でも、なかなか伸びへんかった。

投稿するネタもなくなるし、自分が表現したいものに技術が追いつかへんし、ずっと葛藤してた。

SNSを開けば数字ばっかり見てた。

いいねはいくつやろ。

フォロワーは増えたやろか。

もっと評価されたい。

もっと見てもらいたい。

今思えば、自分の実力以上に評価されたいと思ってた気もする。

数字を見るたびに一喜一憂してた。

だから写真を続けてる理由も、どこかでフォロワーを増やしたいとか、もっと評価されたいとか、そういう気持ちが大きかったと思う。

もちろん写真は好きやった。

でも視線はずっと数字の方を向いてた。

そんな中でAIと出会った。

AIで作品を作るようになって、少しずつ見てくれる人も増えた。

実はこれまでも何回かDMでファンレターみたいなメッセージをもらったことがある。

「あなたのアカウントが好きです」

そんな言葉をもらったこともあった。

でも、その時の俺はちゃんと受け取れてなかったんやと思う。

数字ばっかり見てたから。

フォロワーが増えたかどうか。

どれだけバズったか。

そっちの方が気になってた。

だから今回のコメントを見た時、初めて腑に落ちた。

ああ、俺の写真をちゃんと見てくれてる人がおるんやなって。

しかも毎日見てくれてる人がおる。

そして、その人は幸せな気持ちになってくれてる。

俺はフォロワー数を追いかけてた。

でも実際には、気づかんうちに誰かを幸せにしてた。

その事実を、俺は他人から教えてもらった。

なんか、その時思ったんよな。

今まで独りよがりやったなって。

自分が何を得るかばっかり考えてた。

でも本当は、その向こう側に人がおった。

写真を見てくれる人がおった。

それからは少し気持ちが変わった。

もちろん数字が気にならんようになったわけやない。

でも以前みたいに必死ではなくなった。

もっと力を抜いてもええんちゃうかなって思えるようになった。

有名じゃなくてもええやん。

フォロワーが何万人もおらんでもええやん。

俺を見てくれてる人がおって、その人が幸せな気持ちになってくれるなら、それで十分やん。

そう思えた。

もし5年前の自分に会えるなら言いたい。

大丈夫や。

続けとったら転機は来る。

それは自分が思い描いてる形とは違うかもしれへん。

でも続けてたら、自分でも想像してへん景色に辿り着くことがある。

俺の場合は、その景色が一つのコメントやった。

最後に、そのコメントをくれた人に伝えたい。

そんな言葉をもらえるなんて思ってもみんかった。

でも、その言葉のおかげで今度は俺が幸せになれた。

ほんまにありがとう。

これからは、もっと誰かを楽しませられるような写真を作っていきたいと思う。