編集

日本を出て12日、暑い国で感じたクリスマスの影

今日はクリスマスイブ。でもボクの居るカオサンエリアは、まるでそのことに気づいていないかのようだ。ツリーがちらほら見えるけど、それもマリファナショップやたまにご飯屋さんの店先にあるくらい。クリスマスソングなんて夢のまた夢。おそらく、暑い気候と仏教国という背景がそうさせるのかもしれない。「クリスマス?まあ外国人観光客もいるし、ツリーでも出しておくかー」なんて、軽いノリが目に浮かぶ。

一方で、よく覗いている掲示板「暇スレ」ではクリスマス一色だ。ケーキの画像が次々にアップされ、誰かが「今からチキン食べるよー」と書き込む。たったそれだけなのに、ボクの中に日本への郷愁がじわりと広がるのがわかる。まだ日本を出てたった12日なのに、まるで何年も経ったような気分になる。

暖かな空気に包まれたこの地と、冷たい冬空の下でケーキやチキンを囲む日本。どちらもリアルで、どちらも違和感がある。この感覚、何て言ったらいいんだろう?そんなことを考えながら、今日もカオサンの通りを歩くボク。

新しい投稿はありません 前の投稿