目次
今日は楽しかったので人生おおむね成功です
事の始まりは、インド・ネパール料理屋さんで”パニプリ”を食べられないか尋ねたことがきっかけ。店主さんが「店では出してないけど、個人的に僕たちが食べる時に招待するよ」って言ってくれたんですよね。めちゃ優しいワンダフルな店主さんに巡り合えたことから始まった、素敵な一日の物語です。
何やらお招きは大事に
そして当日。最初、予定の時刻に店を訪ねると、家族総出でキッチンで何かを作ってる!
え?なんか大事になってるぞ!って胸がドキドキしだしました。そして「とりあえず席で座って待ってて」て言われて待ってると遅れて僕の友達登場。
そうこうしてるうちに、なにやらスクリーンをセットし始めたファミリー長男さん。なんだろ?って思ってると、プロジェクターでワールドカップを見ようとのこと。うお!なんかすごい事になってるやん。
初めてのパニプリ
で、そうこうしてる間に運ばれてきました”パニプリ”。やっと巡り合えて初めての体験。
あれ?でもちょっと待って。なんか動画で見たことのあるのとちょっと違う。穴が開いてない。そして、これなんだ?なんか野菜炒め的なのは?どうするんだろ?って頭がハテナに。
パニプリの食べ方
で、僕の番です、さっそくやってみます。
このパニプリに穴を開ける作業は最初は加減が全然分からなくて、あれ?ってなる。
なんか強く叩くと粉々になりそうで手加減めっちゃしてしまって穴があけられないんだよね。ようはビビリ。ま、後半コツを掴むと早く開けられるようになったんだけどね。
で、悪戦苦闘してる僕はしっかり見てました。ママさんが右の手のひらにパニプリを包み込むように持って右手の親指だけで穴を開けてるのを。慣れれば片手で話をしながら開けれるようになるみたい。あとで真似してみたらめっちゃウケてました。
パニプリの味はどんな感じ?
食べてみると味の方は…。日本に無い味。スパイシーな感じで酸っぱくてピリ辛。素直に美味しいとは言えない味。でも不味い訳じゃない。正味の話、ファミリーの前でなんて言えばいいのか困ったよ。
なんだろ?表現むずかしいんだよね、ほんとに日本には無い味だから。でも食べていくうちにクセになってくる不思議な味。そしてスープ、これがパニって言うらしいんだけど、このパニを沢山いれると「あ、美味しい。」
僕は早々に酔っぱらってたのと、緊張していたのでこぼしまくって、ママさんにお手拭き下に敷きなさいって言われてたけど(笑)
ちなみに丸い揚げたやつがプリだそうです。二つ併せてパニプリ。なるほど。
第二部・ネパール人と日本人の動画鑑賞会
サッカーの楽しみ方ってこういうことか!
で、その後はパニプリを食べながら、スクリーンで一緒にワールドカップを見てました。この日の試合は 『カメルーン VS セルビア』。
なんとなく気になったんで「どっち応援してるん?」って訊いたら『ん?どういうこと?』みたいな事言われた。そんな事言われたらこっちも『え?どういうこと?』ってなるやん。でもまあそこは、日本人特有の?あやふやな『ま、えっか』で置いといて一緒にサッカー観戦。
で、一緒に試合を見てたら、どっちのチャンス時にも『ゴール!ゴール!ゴール!』って熱くなってる。ファールの時とかはチームがどっちでも「あっはっはっは」って笑ったり。
人生楽しそうやな!
で、一緒にワールドカップ見てて「あ、純粋にサッカーを楽しんでるんだ」「サッカーの試合を楽しむ」ってこういうことなんだってタメになってしまった。
でもこれ、けっこう難しいことだよね。どっちにも肩入れせず純粋にプレーを楽しむなんて。てか、この人達めっちゃ人生楽しそうなんすけど!
ちなみに僕の友達も『みんなどっち応援してるん?』って僕に訊いてきてました。だから日本人的にはこういう考えなのが普通なんだと思います。
娘さんはネパールの女優さんだったらしい
サッカーの試合のハーフタイムにスクリーンでYouTubeを見せてくれたんだけど、娘さんはネパールでは女優さんだったらしく、MVで踊ったり演技してたりしててびっくり。
しかもMVの主役やんっていう。そんな人が目の前にいるってすごくね?
YouTubeでネパールの故郷動画鑑賞会
そのあとはリクエストしてファミリーの故郷の動画を見せてもらいました。すんげー想像以上にのどかな村。
秘境感ある滝とか流れてるし、めっちゃ素敵な場所。行ってみたいなーって思ったけど宿泊施設無さそうだし、交通機関もめっちゃ大変そう。
ちなみに、通学は遠いからホテルに泊まって週に一度だけ家に帰ってくるっていう生活を送ってたと言ってました。
パーティーの〆がこれまた良かった
ネパールのチャイがめちゃ美味い
で、〆にチャイをご馳走してくれました。なんでも娘さんがチャイを淹れるのが上手いらしく家族も大好きなんだそう。
で、しばらくしてチャイ登場。飲んでみると…。「なんじゃこりゃ!」めちゃ美味い!なんやねんこれ!まじで。
この店に客として来て飲んだチャイの83倍くらい美味い。全然味ちがうんよ。なんかめっちゃクリーミー。ミルクが違うんかな?スパイスもなんか説明してくれたけど、忘れてしもた…。今までに飲んだ、どのチャイよりも美味しかった。ほんとに、まじで感動するベルの美味さだったんよね。
最後はネパールの音楽で踊って動画撮影
最後はなんか流れで一緒に踊って動画撮影に。実はこれまで僕は緊張しっぱなしだったんですよね。外国人にお呼ばれするなんて初めての経験だし、どうしてたらいいんだろ?って。
でも一気に緊張溶けました。ネパールマジック!音楽や踊りは万国共通の楽しさ。なんかふざけて変な踊りまで踊ってしまったよ。
ネパール人は踊るのが大好き
やっぱりネパール人は踊るのが好き
そういや、Twitterでよくバズってるネパール料理屋さんの『サラムナマステ』も店終わってから音楽かけて踊ってる動画が流れて来たりするなって。あれかな?日本人にとってのカラオケみたいなもんなんかな?日本人のカラオケよりも身近で、もっと好き度が強い気はするけど。あれ?やっぱりネパール人って人生を楽しむスキル高いよね。
「今度一緒に歌って踊ろう」が別れの言葉
これが最後の別れの言葉。なんて素敵なんや!一気に好きになってしまうわ。こんな素敵な民族性ある?って話やで。
人見知り・引っ込み思案はやっぱり損
今回の始まりは、店の方に「パニプリ食べれませんか?」って尋ねて始まった物語。
自分が何か行動をとれば、こんな素敵なことが起こる。いや、パーティー当日はもちろん緊張したし、どうしていいか分からんかったり、不安もあったで?普通に人間対人間的にもやし、文化の違いとかで何を言ったらどういう風に受け取られるのかとかも分からんかったし。
でも、やっぱ人見知り・引っ込み思案発動していつも通りの行動してたら今回のようなことは起こらなかったわけだからね。
もちろん、招いてくれた優しいパパさんの心意気とファミリーの優しさもあってのこと。
やっぱ間違ってはないよね。この路線。
ことのきっかけはこの記事に書いています
とか言いつつ反省点も
反省点もたくさん。パパさんともっと話せればよかったなあとか。ああ、俺って話題の引き出し少ないなあって思ったり。笑顔が少なかったなあとか。
これは作り笑いじゃなくて、その場を素直に楽しめなかったなあって。緊張とかやっぱ人見知りと対人恐怖的なのがあったしね。そして、娘ちゃんに「このチャイめちゃ美味しい」って言えなかったこととか。感情表現乏しいなあとか、挙げだしたらキリがないぞ…。
ほんで、パパさんファミリーとの関係。こいつらしょうもな!とか思われてないかな?って不安になったり。
ま、そんなんもこれから経験詰んでいくしかないな。ってことで、やっぱり人生おおむね成功やなー。次メンタルが落ちるまではね。