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AI研究者の発言が完全に世界が終わる映画のようだなってハナシ

友達の家に泊まって目覚めた朝、一人でニュースを読んでいると、とある記事が目にとまりました。

AI研究者の第一人者でGoogleでAIの研究をしているジェフリー・ヒントン氏がAIの危険性を自由に訴えるためにGoogleを退社したというニュースです。


上記二つの記事は、ニューヨークタイムズが行ったジェフリー・ヒントン氏へのインタビューを元にした記事なのですが、インタビュー記事には

ジェフリー・ヒントン氏発言抜粋
  • 一般人には何が真実か分からない世界が来る
  • 雇用市場を根底から覆すことの懸念
  • 自律的な兵器、つまり殺人ロボットが現実のものとなる
  • 人より賢くなるのは30~50年後と思っていたが、今はそう思っていない
  • 悪用をどのように防げばいいのか見当がつかない
  • 私がやらなくても他の誰かがやっていた

と書かれていて、終末感があふれてるんですよね。いやーシビれます。

一般人には何が真実か分からない世界が来る

AIで一般人には何が真実か分からない世界が来る
今のAIでも本当にリアルな写真や動画が作れる技術があります。毎日Twitterなんかを賑わせてますよね「今このAIがアツイ」なんて。

動画でも本物かどうか見分けるのが難しいというか、見分けるのが無理なクオリティのものがあります。

おそらく色んなジャンルでAIが作ったモノかどうかを判定するAIもできてくるとは思います。

実際に文章の分野ではAIが作った文章かどうかを判定するAIというのも既に存在していますが、AIと判定されないように書いてもらうプロンプトがあったりもします。

結局いたちごっこなのかもしれませんね。

雇用市場を根底から覆すことの懸念

雇用市場を根底から覆すことの懸念
記事ではパラリーガル(弁護士の補佐)、パーソナルアシスタント、翻訳者など、定型的な職業はAIに取って代わられるとされていました。

他の記事ですが、個人的に読んで驚くのは弁護士や税理士など士業と言われる分野はAIが得意とするそうで、AIに置き換えられると予想されていたり、外科などの医者もAIが進出してくる分野だそうです。

こういった分野以外にも、店舗の無人化やオフィスワーク、運転などはAIに取って代わると言われています。

日本でも2026年に長距離トラックの一部がAIによる自動運転に切り替わるそうです。

パイが極端に小さくなりそうですが、ほんと雇用の問題どうなるんだろうと気になります。

自律的な兵器、つまり殺人ロボットが現実のものとなる

自律的な兵器、つまり殺人ロボットが現実のものとなる

完全に映画ターミネーターの世界ですよね。もちろん、兵器が人型をしている必要性はないので、例えば自律型のドローン兵器なんてできるのかも知れません。

こういった自律兵器が人間のコントロールを外れてしまったらどうなるんでしょうか。最後の審判と呼ばれる「ロボット VS 人間」の戦争が訪れるかも知れません。

私がやらなくても他の誰かがやっていた


個人的に今回の記事のボクのツボはここです。

完全に映画の世界ですやん、この発言。

とちゃかすだけでなく、本当に怖くなる発言です。「我々はとんでもないモノを生み出してしまった」という後悔感があって。

ほんとに怖いです。

ネットを見ていて「お!」と思った意見

この記事に関連するコンテンツを読んでいて「お!」と思ったのが、

「AIによる生産性を高めてベーシックインカムな世の中にしろよ」

という意見でした。

そうですよね、これ。AIを完全に人間のコントロール下に置いて、人が働かなくても生きていける社会づくり。

これが20世紀の子供向けの本に書かれていた21世紀感じゃないでしょうか。

てか働きたくないっす。

ただ、今回の記事はその人間のコントロール下に置き続けるのが難しいという話のようですが。

まとめ

ということで、今回はAI研究の大御所がAIの危険性を世に知らせるためにGoogle社を退社したという記事に驚いたってハナシでした。

話を最初に戻すと、泊めてもらってた家の友達が起きてきて、一緒にコーヒーを飲んでる時にこの話をすると

「鳥肌やばっ、こわっ」

って感想をいただきました。

やっぱ怖いですよね。